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2026.01.05

矯正治療が必要かどうかを見極めるには?

矯正治療が必要かどうかを見極めるには?

自宅でできるセルフチェックと歯科医院での診断のポイント

お子さまの歯並びを見て、「このままで大丈夫?」「矯正が必要なのかな」と感じたことはありませんか?また、大人の方でも「歯並びが気になっているけれど、治療が必要なレベルか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

矯正治療は、単に見た目を美しくするだけでなく、噛み合わせや発音、虫歯・歯周病の予防、全身の健康にも関係する大切な治療です。
ですが、治療のタイミングや必要性を判断するのは、なかなか難しいもの。

この記事では、「矯正治療が必要かどうかを見極めるためのチェックポイント」について、自宅でできるセルフチェックから歯科医院での診断の流れまで、わかりやすく解説します。

そもそも、矯正治療が必要になるのはどんなとき?

矯正治療が必要になる主な理由は、「歯並び」や「かみ合わせ」に問題があり、それが見た目や機能に支障をきたす場合です。
代表的な症状には以下のようなものがあります。

よくある不正咬合のタイプ:

タイプ

特徴・症状

出っ歯(上顎前突)

上の前歯が前に突き出している

受け口(下顎前突)

下の前歯が上の前歯より前に出ている

開咬(かいこう)

前歯が閉じず、前歯で食べ物が噛み切れない

叢生(そうせい)

歯が重なってガタガタになっている

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の前歯が下の前歯を深く覆っている

交叉咬合(こうさこうごう)

左右どちらかの奥歯がズレて噛んでいる

これらの症状は、見た目の違和感だけでなく、咀嚼(そしゃく)や発音、顎関節、口呼吸などにも悪影響を与える可能性があります。

自宅でできるセルフチェックポイント

まずは、ご自宅でできる簡単なチェックリストで、お子さまやご自身の歯並び・噛み合わせを確認してみましょう。

1】前歯で食べ物がうまく噛み切れない

例えば、サンドイッチや麺類などを前歯で噛み切れず、引っ張るようにして食べている。

2】歯と歯の間に大きなすき間がある or 歯が重なっている

永久歯が生えてきてもスペースが足りず、ガタガタになっている。

3】上下の前歯がまったくかみ合っていない(すき間がある)

正面から見ると前歯にすき間があり、舌が見えることも。

4】口元が常に開いている/口呼吸をしている

鼻で呼吸ができていない・舌の位置が低く、歯列に悪影響を及ぼしている可能性。

5】しゃべるときに舌足らずな発音になる

舌の位置や歯並びによる発音障害が疑われる。

6】左右のどちらかだけで噛むクセがある

噛み合わせがズレていると、片側だけで噛むクセがつき、顎の歪みの原因に。

7】顎の動きに違和感や音がある

顎関節症の兆候で、かみ合わせの不正が関与している場合も。

これらの項目に2つ以上該当する場合は、歯科医院で一度専門的な診断を受けることをおすすめします。

小児矯正の場合の判断ポイント

子どもの歯並びは、まだ成長過程にあるため、「一見大丈夫そうでも、実は問題が進行している」ケースが多々あります。
矯正治療のタイミングを逃すと、将来的により複雑で高額な治療が必要になることもあるため、以下のような点に注意しましょう。

親が見逃しやすい初期サイン:

  • 指しゃぶりが4歳以降も続いている
  • 頬杖をよくつく、寝る姿勢が片寄っている
  • 歯がなかなか抜けない or 永久歯がなかなか生えない
  • 上下の前歯がすれ違っている、交差している
  • 発音が不明瞭(サ行、タ行、ラ行など)

これらは、歯列や顎の成長に関わるサインであり、**矯正治療の黄信号”**とも言えます。

歯科医院での診断と判断の流れ

矯正が必要かどうかは、専門的な診断を受けることで正確に分かります。
当院では以下のような流れで矯正の必要性を判断します。

  1. 問診と視診

患者さまの気になる部分をヒアリングし、口腔内を視診して歯列の状態を確認します。

  1. レントゲン撮影(パノラマ・セファロ)

顎の骨格や歯の位置、永久歯の生え変わり状況などを確認するために、レントゲン撮影を行います。

  1. 口腔内写真・歯型の採取

口の中の写真や模型を作成し、より正確な噛み合わせや歯の並びを分析します。

  1. 咬合診断と成長予測

子どもの場合、骨格の成長を予測し、今後の歯列の変化も考慮に入れて診断します。

  1. 必要性とタイミングの説明

治療の必要があるか、治療を始めるべきタイミングはいつか、またどのような治療法が考えられるかを丁寧にご説明します。

矯正が必要な場合でも「すぐに始める」とは限らない

診断の結果、矯正が「将来的に必要になるかもしれない」と言われることもあるでしょう。
しかし、矯正には「ベストな開始時期」があります。特に子どもの場合は、顎の成長を利用して歯並びを整える「期治療(小児矯正)」と、永久歯がそろってから行う「期治療(本格矯正)」の2段階に分かれます。

重要なのは、早期発見・早期判断です。
治療をすぐに始めなくても、定期的な経過観察を行うことで、必要なタイミングを逃さずに治療を始めることができます。

まとめ:まずは知ることが矯正予防の第一歩

歯並びやかみ合わせの問題は、見た目の印象だけでなく、お口や身体全体の健康に大きな影響を与えます。
矯正治療が必要かどうかを見極めるには、「なんとなく気になる」段階でのチェックと、専門的な診断が非常に重要です。

子どもであれば、成長を味方にできる時期を逃さないこと。
大人であれば、見た目だけでなく機能面を考えて判断すること。

そして何より、「もっと早く相談しておけばよかった」という後悔をしないためにも、気になったら早めに歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。

歯並びや噛み合わせが少しでも気になる方は、お気軽にご相談ください。

当院では、お子さまから大人の方まで、矯正治療の必要性やタイミングを丁寧に診断・ご説明いたします。無理に治療をすすめることはありませんので、安心してご相談ください。

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