ホワイトニングがしみる原因と知覚過敏の対策|施術前後の注意点を徹底解説

ホワイトニングで歯がしみる理由とは
「ホワイトニングで歯を白くしたいけれど、しみるのが怖い・・・」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。実際、ホワイトニング後に冷たいものがしみたり、歯ブラシが当たると痛みを感じたりする「知覚過敏」の症状は、多くの方が経験されています。
しかし、なぜホワイトニングで歯がしみるのか、その理由を正しく理解すれば、過度に怖がる必要はありません。適切な対策を講じることで、安心してホワイトニングを受けることができます。
ここでは、ホワイトニングによる知覚過敏のメカニズムから、具体的な対処法、予防策まで、歯科医師の視点から詳しく解説していきます。

歯の構造とホワイトニング剤の作用
ホワイトニングでしみる理由を理解するには、まず歯の構造を知る必要があります。
私たちの歯は、外側から「エナメル質」「象牙質」「歯髄(神経と血管)」という三層構造になっています。最も外側のエナメル質は人体で最も硬い組織で、通常は外部からの刺激をしっかりと遮断してくれます。
しかし、ホワイトニング剤に含まれる「過酸化水素」や「過酸化尿素」は、歯を白くする効果がある一方で、エナメル質を通過して象牙質まで浸透します。象牙質には「象牙細管」という無数の細い管が通っており、この管を通じて刺激が神経に伝わることで、「キーン」とした痛みやしみる感覚が生じるのです。
ホワイトニング剤が歯の神経を刺激する仕組み
オフィスホワイトニングでは30%程度、ホームホワイトニングでは10~20%程度の過酸化物が使用されます。
これらの薬剤が象牙細管を通じて神経に刺激を与えることで、一時的な知覚過敏の症状が引き起こされます。また、ホワイトニング剤の作用によって歯の水分量が一時的に減少する「脱水症状」も、知覚過敏を誘発する一因とされています。
歯の表面の保護膜が剥がれる影響
歯の表面には「ペリクル」という有機質の保護膜があります。
この膜は、歯の表面に伝わる刺激から守る役割を担っていますが、ホワイトニング薬剤はこのペリクルを剥がしながら浸透します。ペリクルが再生されるまでには12~24時間かかるため、ホワイトニング直後は一時的に刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏の症状が現れやすくなるのです。
ホワイトニングで知覚過敏になりやすい人の特徴
すべての方がホワイトニングで知覚過敏になるわけではありません。
知覚過敏が起こりやすい方には、いくつかの共通した特徴があります。事前にご自身の歯の状態を確認しておくことで、適切な準備や対策を講じることができます。

エナメル質が薄い・摩耗している方
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方、硬い毛先の歯ブラシで強く磨く習慣がある方は、エナメル質が削れている可能性があります。
エナメル質が薄くなると、象牙質が露出しやすくなり、薬剤の刺激が神経に伝わりやすくなります。また、酸性の強い飲食物(お酢、柑橘類、炭酸飲料など)を頻繁に摂取することで歯が溶ける「酸蝕症」も、エナメル質が薄くなる原因となります。
歯周病が進行している方
歯周病が進むと、歯茎が下がって歯の根元が露出します。
歯の根元にはエナメル質がないため、象牙質が直接露出している状態になります。この状態でホワイトニングを行うと、薬剤が象牙質に直接作用し、神経を強く刺激してしまうため、知覚過敏のリスクが特に高まります。
虫歯や歯のひび割れがある方
虫歯によって歯に穴が開いていたり、目には見えないほどの小さなひび割れ(マイクロクラック)があったりすると、そこからホワイトニング剤が歯の内部に直接侵入します。
本来薬剤が届かないはずの場所にまで浸透してしまうため、激しい痛みを引き起こす原因となります。このような場合は、ホワイトニングを始める前に必ず治療が必要です。
薬剤に対して敏感な体質の方
個人差はありますが、歯の状態に問題がなくても、薬剤に敏感に反応する体質の方もいらっしゃいます。
事前に歯科医師と相談し、ご自身の歯の状態や体質を確認しておくことが重要です。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせて、最適なホワイトニング方法をご提案しています。
ホワイトニング後の知覚過敏の対処法
ホワイトニング後に知覚過敏が生じた場合でも、適切な対処法を知っていれば症状を緩和できます。
一般的に、ホワイトニングによる知覚過敏の症状は、施術から24時間程度で治まることがほとんどです。しかし、症状が強い場合や長引く場合には、以下の対処法を試してみてください。

知覚過敏用の歯磨き粉を使用する
市販の歯磨き粉には、「硝酸カリウム」が配合されたものがあります。
硝酸カリウムは、歯の神経に伝わる刺激を抑える作用があり、知覚過敏に有効です。また、「フッ素」が配合された歯磨き粉を併用すると、エナメル質を強化し、症状の軽減が期待できます。ホワイトニングの2~3週間前から使い始めることで、予防効果も高まります。
冷たい飲食物や刺激物を避ける
ホワイトニング後1~2日は、冷たい飲み物やアイスクリーム、酸性の強い飲食物など、刺激の強い食品を控えることが大切です。
ペリクルが再生されるまでの期間は、歯が外部からの刺激に敏感な状態になっているため、できるだけ刺激を避けることで症状を和らげることができます。
マウスピースの装着時間を調整する
ホームホワイトニングの場合、マウスピースの装着時間を短くすることで、歯への負担を減らし、知覚過敏を軽減できます。
通常の装着時間よりも短めに設定し、徐々に時間を延ばしていく方法も効果的です。無理をせず、ご自身のペースで進めることが大切です。
歯科医院でコーティングを受ける
症状が強い場合には、歯科医院で歯の表面に専用のコーティング剤を塗布する方法があります。
このコーティングは象牙質を保護する効果があり、即効性が期待できます。当院でも、知覚過敏の症状が強い患者様には、このような処置をご提案しています。
市販の鎮痛剤を服用する
痛みが我慢できないほど強い場合には、市販の鎮痛剤(ロキソニンなど)を服用することも選択肢の一つです。
ただし、ホワイトニングによる知覚過敏は一時的な症状であり、鎮痛剤を必要とするほど持続するものではないため、服用前に歯科医院に相談することをおすすめします。
ホワイトニング前にできる知覚過敏の予防法
知覚過敏を予防するには、ホワイトニングを行う前から準備をすることが効果的です。
事前の対策をしっかりと行うことで、施術中や施術後の不快な症状を大幅に軽減できます。当院では、患者様に安心してホワイトニングを受けていただけるよう、以下のような準備をおすすめしています。

虫歯や歯周病を先に治療しておく
歯に亀裂や虫歯がある場合、ホワイトニング剤が象牙質に直接作用して症状を引き起こしやすくなります。
事前に歯科医院で検査を受け、虫歯や歯周病がある場合は先に治療を済ませておくことが重要です。当院では、ホワイトニングを始める前に、必ず口腔内の状態を確認し、必要に応じて治療を行ってから施術に進みます。
事前に知覚過敏用歯磨き粉を使用する
ホワイトニングの2~3週間前から、硝酸カリウムやフッ素が配合された歯磨き粉を使い始めることで、症状を軽減できます。
象牙質を保護する成分が徐々に作用し、ホワイトニング時の刺激に対する耐性を高めることができます。継続して使用することで、予防効果がより高まります。
薬剤の濃度や使用方法を守る
ホームホワイトニングの場合、薬剤の使用量や装着時間を守ることが大切です。
早く白くしたいからといって、推奨される使用量や時間を超えて使用すると、知覚過敏のリスクが高まります。歯科医師の指示に従い、正しい方法で使用してください。また、オフィスホワイトニングの場合は、歯科医師と相談して、ご自身に合った濃度の薬剤を選ぶことで、症状を軽減できます。
エナメル質を強化する習慣を取り入れる
日常的にフッ素配合の歯磨き粉を使用したり、歯科医院でフッ素塗布を受けたりすることで、エナメル質を強化できます。
また、酸性の強い飲食物を摂取した後は、水で口をゆすぐなどの対策も有効です。歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、歯科医院で作成するマウスピースの使用もおすすめです。
知覚過敏が長引く場合の対応
ホワイトニングによる知覚過敏は、通常24時間程度で治まります。
しかし、症状が長引いたり、鎮痛剤を必要とするほど痛みが強かったりする場合は、何らかの問題が隠れている可能性があります。このような場合には、速やかに歯科医院に相談することが大切です。
症状が続く場合に考えられる原因
知覚過敏の症状が長引く場合、虫歯や歯のひび割れ、歯周病の進行など、口腔内に何らかのトラブルがある可能性があります。
また、エナメル質が極端に薄くなっている場合や、象牙質が広範囲に露出している場合も、症状が長引く原因となります。当院では、このような場合には詳しい検査を行い、原因を特定した上で適切な治療を行います。
専門医による診察と治療
症状が改善しない場合には、ホワイトニングを一時中断し、歯科医師による診察を受けることをおすすめします。
必要に応じて、知覚過敏抑制剤の塗布や、歯のコーティング処置などを行うことで、症状を改善できます。当院では、患者様の状態に合わせて、最適な治療法をご提案しています。
愛彩デンタルクリニックのホワイトニングへのこだわり
当院は、山梨県甲府市のホワイトエッセンス加盟店として、全国で症例数120万以上の実績を持つホワイトニングを提供しています。
1階はホワイトニング・クリーニング専門のルームとなっており、ホワイトニング専門の衛生士が丁寧に対応いたします。完全個室のプライベートルームも完備しているため、周りの目を気にすることなく、リラックスして施術を受けていただけます。
患者様一人ひとりに合わせた施術
当院では、ホワイトニングを始める前に、必ず口腔内の状態を詳しく確認します。
虫歯や歯周病がある場合は先に治療を行い、知覚過敏のリスクが高い方には、事前の対策や施術中の配慮を徹底しています。患者様の歯の状態や体質に合わせて、最適なホワイトニング方法をご提案いたします。
安心して通える環境づくり
当院は、常に清潔感があり落ち着いた空間を維持できるよう努めており、感染対策も徹底しています。
また、甲府市内に保険診療中心の中央歯科院もございますので、ホワイトニング前後の保険診療もしっかりと対応できます。患者様の情報は常に共有しておりますので、グループで一貫して通っていただけることが可能です。
まとめ
ホワイトニングによる知覚過敏は、多くの場合一時的な症状であり、適切な対策を講じることで安心して施術を受けることができます。
事前に虫歯や歯周病を治療しておくこと、知覚過敏用の歯磨き粉を使用すること、施術後は刺激物を避けることなど、基本的な対策を守ることが大切です。また、症状が長引く場合には、速やかに歯科医院に相談することをおすすめします。
当院では、患者様の笑顔をとても大切に考え、一人ひとりの状態に合わせた丁寧な施術を心がけています。ホワイトニングに関する不安や疑問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの笑顔のために、私たちが全力でサポートいたします。
ホワイトニングについてのご相談や詳しい情報は、愛彩デンタルクリニックまでお問い合わせください。
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監修者情報
中村 貴美男(NAKAMURA Kimio)

