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2024.02.02

マウスピース矯正をするときに必要なものは?

マウスピース矯正は、近年認知度が高まり、日本でも人気の歯列矯正です。有名なものにインビザラインがあり、この名前に聞き覚えのある方も多いでしょう。

本コラムでは、マウスピース矯正を始めたいと考えている方向けに、必要なものや通院の頻度などをご紹介します。

マウスピース矯正に必要なもの5つ

マウスピース矯正をするにあたり、必要となるのは以下の5つです。

【マウスピース矯正に必要なもの】

  • 1.マウスピースケース
    食事などでマウスピースを外す際、紛失しないよう保管するために必ず必要です。

    2.マウスピース洗浄剤
    マウスピースは長時間着用するため、汚れが付きやすくなります。専用の洗浄剤を使用しメンテナンスを行ないます。

    3.デンタルフロス
    治療の影響で歯にすき間ができやすく、食べ物が挟まりやすくなるため、口腔ケアの際には歯ブラシの他にフロスの併用が必要です。

    4.マウスウォッシュ
    マウスピース矯正中はむし歯のリスクが高まるため、口腔ケアにプラスすることで虫歯予防が可能となります。定期的なメンテナンスも必要です。

    5.水とノンシュガーのキシリトールタブレット
    マウスピース装着中は水以外の飲食はできないため、外さずに飲める水は不可欠。糖分が含まれておらず、噛まずに溶けるタブレットは摂取可能です。しかし、ガムはマウスピースにくっつくため、マウスピース装着時の摂取はできません。

マウスピースの紛失や破損、むし歯になると、治療を一時中断し治療計画に変更が必要となります。治療にあたり、セルフケアに必要なものは最低限そろえておきましょう。

マウスピース矯正の流れと必要な期間・通院回数は?

マウスピース矯正治療では、全体矯正と部分矯正で治療期間が異なります。交換時期はどちらも約1~2週間ですが、マウスピースの使用枚数が違うため、治療期間にも差があります。矯正の流れや通院期間・通院回数は以下の通りです。

【マウスピース矯正の流れ】

  • 1.初診相談
    マウスピース矯正で治療が可能な歯並びかどうかを判断し、治療について説明します。
    希望や要望をお聞きします。

    2.口腔内の精密検査
    顔や口の中の写真撮影・レントゲン・CT検査など精密検査を行います。矯正開始前に歯周病や虫歯があれば、そちらを優先に治療を行います。

    3.歯型の採取・治療シミュレーション
    歯型を採取し、治療終了までの歯の移動をシミュレーションを行います。治療期間を設定し、治療計画や費用の説明を行います。

    4.マウスピースを作成
    歯型のデータからマウスピースの作成を行います。

    5.マウスピース矯正の治療開始
    治療が開始され、次回までに使用するマウスピースを渡しします。難しい症例や装着時間が短い場合などは、治療期間が延びることがあります。

    6.治療終了・保定期間
    矯正治療終了後は、後戻りを防止するために一定期間の保定が必ず必要です。治療期間や治療の症例により、保定の期間は異なります。

【治療期間】
部分矯正:1~2年未満(マウスピース約14~20枚)
全体矯正:約2~4年(マウスピース約30~90枚)

【通院の頻度】
初期段階:1ヵ月ごと
通常段階:1〜1.5ヵ月ごと
保定装置装着期間:1〜6ヵ月ごと

マウスピース矯正は自分での管理が必要ですが、通院間隔が空くため少ない通院回数ですみます。綺麗な歯並びを手に入れるには、自分の意志を強く持ち、長い目で臨むことが大切です。

<患者さんからよくいただく質問>
Q.1 マウスピースは交換の度に受け取りに行く必要がありますか?
A.1 交換用のマウスピースは、受診の際に次回受診分までお渡しします。通院頻度は歯科医院にもよりますが、治療開始初期は1ヵ月毎、それ以降はおおよそ1~1.5ヵ月ごとです。県外のお住まいの方は来院頻度の調整を行います。
Q.2 マウスピースのメンテナンス用品は、必ず必要ですか?
A.2 必ず必要なものとあった方がよいもの・便利なものに分けられます。マウスピースケースや洗浄液は必要不可欠です。また、治療中むし歯や歯周病になると矯正治療が中断になることもあるため、口腔ケア用品はあった方がよいものにあたります。全体矯正をする場合は治療期間が長期にわたるため、ストレスを抱えないような便利グッズをそろえるのもよいでしょう。
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